MENU
背景画像背景画像背景画像

CASE11

  • 生活総合支援サービス

【実証実験】 実家を相続する子世代に向けた空家予防の相談サービス 「YobCon空家予防コンシェル」を開発

横浜市様 ロゴ

社名

横浜市

業種

行政・地方自治体

キーワード

横浜市様

Overview of problem solving

課題解決のポイント

働く子世代の使いやすさにこだわり、実家の相続に関する不安を解決

  • 01

    Icon 1

    24時間365日、気軽に専門的な相談ができる啓発チャネルの開設

  • 02

    Icon 2

    現場のこだわりを形にし、市民の行動を促す実用的な伴走支援の実現

  • 03

    Icon 3

    段階的なアプローチで空家化を未然に防ぐ、新たな対策モデルを構築

Background of service introduction

導入の背景

仕事や子育て等に忙しい子世代をLINEでサポート。
官民連携×生成AIで挑む「空家予防」の新機軸。

横浜市では、持ち家に一人または夫婦のみで住む高齢者のみの世帯が増加し続けており、2025年には団塊の世代が後期高齢者に入ったことから、5~10年後の空家の急増が懸念されています。実家を相続した際、相続登記などの手続きの負担や、解体費用、固定資産税といった経済的な理由などから空家として放置されるケースも多く、樹木繁茂や景観悪化などによる近隣トラブルへの対応は、自治体にも大きな負担となっています。

横浜市は高齢者のみで住む一戸建の住宅を「空家予備軍」とし、これまでは主に一戸建てに住む高齢者を対象に、空家予防の啓発に取り組んできました。しかし、もう一つのターゲット層である「実家を相続する子世代」へのアプローチに課題がありました。仕事や子育て、介護等に忙しい子世代が実家の空家化のリスクを早期に正しく認識し、適切なアクションへつなげられる施策を検討していた中、SocioFutureが生成AIを活用した空家予防のサービスを提案したことから本サービスの開発がスタートしました。
本サービスは、専用のLINE公式アカウントより無料でご利用いただけます。

「YobCon空家予防コンシェル」の概要
本サービスは、専用のLINE公式アカウントから無料で利用でき、いつでもどこでも空家相談ができるオンラインの生成AIサービスです。ユーザーが将来的に相続する実家について事前に対応を把握することで、空家になるリスクを低減します。空家予防に特化したサービスは、以下の3つの機能で構成しています。

機能1.実家の空家化リスク診断
ユーザーが質問に回答することで、将来的な空家化のリスク値をスコアリングし、結果に応じたリスク情報や対策のアドバイスを提示します。

機能2.実家の相続TODOナビ
ユーザーが質問に回答することで、入力内容に基づき、相続や家財整理、不動産などの必要な手続きや手順を将来の対応シナリオとして提案します。

機能3.空家予防AIチャット相談
空家にならないための各種相談を項目選択や自由入力で質問でき、生成AIが回答します。

「YobCon空家予防コンシェル」公式アカウント
本件に関するプレスリリース
横浜市ホームページ 空家予防ページ

スクロール
 概要図

Customer's voice

お客様の声

実家について考えるハードルを下げ、
住宅ストックの好循環と安心安全の
住環境につなげる

建築や不動産の世界は一般の市民にはわかりにくいものです。実家の相続について考えることは、心理的なハードルからつい後回しにされがちですが、本サービスは24時間いつでも利用でき、簡単な質問に答えるだけで実家が空家になるリスクがわかります。もっと詳しく知りたいと思ったら、具体的なToDoを示してくれるサービスに進むことができ、段階的に使えるようになっています。ハードルを下げて、実家のことを気楽に、前向きに考えるきっかけになれば嬉しいです。

本サービスが、これまで訴求できていなかった、実家を相続する子世代の方に「住まいの終活」の大切さを伝える啓発につながることを期待しています。利用を機に、親世代と実家の将来を話すきっかけになればと思います。一軒でも多くの住宅の空家化を防ぎ、安心安全な住環境を維持することが我々の最終的なゴールです。住宅価格が高騰する昨今、リフォームを経て子育て世代が住み継ぐような、住宅ストックの好循環が生まれることも期待しています。

これまでも多くの企業から空家に関する連携の提案をいただきました。その多くが課題の確認と既存サービスの紹介に留まる中SocioFutureは、我々の「横浜市空家等対策計画」をかなり読み込んで、課題を正確に把握した上で具体的な解決のアイデアを提案してくれました。我々が検討していたSNS活用や、横浜市が推進する生成AIの活用にも合致していました。本当によく勉強されていて、安心感がありました。スケジュールやタスクの管理もしっかりしており、資料もビジュアルで見せながら進めてくださり、非常にわかりやすかったです。さすが金融機関との長年の取引実績がある企業だと感心しました。

安藤 準也様安藤 準也様

横浜市建築局 住宅部住宅政策課 担当係長

安藤 準也

相談窓口の知見と柔軟な
システム開発の融合。
市民の使いやすさを追求した
こだわりのサービス

本サービスで大切にしたのは、市民の皆様にとって使いやすく、わかりやすいことです。テスト確認では、これまでに窓口に寄せられた相談内容を一つずつ入力して、回答が適切かどうかを丹念にチェックしました。相談窓口では「何から手を付けたらいいか分からない」という漠然とした不安を抱えている方が多くいらっしゃいます。本サービスは、相続や住宅に関する知識がなくても「何をどの順番で進めればいいか」がわかる構成や、専門用語には注釈を表示するなど、わかりやすさにこだわりました。

SocioFutureのシステム担当の方には無理をお願いして、我々のこだわりを実現していただきました。提案されたシナリオを保存できるよう依頼した際は、打合せでは「複数のシステムにまたがっているため難しい」というお話でしたが、最終的に保存できるようになっていて、本当に感動しました。ToDoリストとして完了したものからチェックを消し込んでいける機能も搭載いただき、市民の皆様それぞれの「住まいの終活」に伴走する実用的なサービスにできました。

改善要望に対するスピード感がとにかくすごかったです。我々から多くの依頼をしましたが、そのほとんどをほぼ即日で反映してくださり、細部まで行き届いた対応は大変ありがたかったです。無理難題も快く引き受けていただき、常に前向きで、打ち合わせが楽しかったです。こうしてこだわり抜いて出来上がったものを、ぜひ多くの市民の皆様に満足して使っていただけたら嬉しいですね。

北村 宙輝様北村 宙輝様

横浜市建築局 住宅部住宅政策課

北村 宙輝

「もっと早く来ればよかった」を
なくしたい。
思い込みを解消する、
空家相談の最初の一歩

私は普段、空家無料相談会の運営を担当していますが、年々参加率が上がっていることを肌で感じています。以前は所有者である高齢者の方が中心でしたが、最近では50〜60代の子世代の姿が目立つようになり、実家をどうすべきかという関心は確実に高まっています。

相談会の現場でよく耳にするのが、「もっと早く来ればよかった」という言葉です。ご自身の持ち家の将来や相続について、一般的な考え方で判断してしまいがちですが、専門家に相談することで初めて、それ以外の解決方法や新しい情報の取得手段があることに気づかれる方が多くいらっしゃいます。そうした正しい知識を得て、安心した様子で喜んで帰られる姿が印象的です。

だからこそ、まずは本サービスを「最初の一歩」として、気軽に、そして早めに使っていただきたいですね。自分だけで「こうだろう」と思い込んでいたことが、実は他にも選択肢があると分かるだけで、将来への備え方は大きく変わるはずです。

また、今回のプロジェクトで大変心強かったのが、サービス周知に対するSocioFutureの姿勢です。通常は、市がサービス周知を担うのが一般的ですが、SocioFutureは周知の部分まで踏み込んで取り組んでくださいました。システムを作って終わりではなく、いかに市民に届けるかを共に考え、実行してくれる姿勢に「本当の意味で一緒に取り組んでいる」という心強さを感じました。このサービスが一人でも多くの方に認知され、利用いただけたら嬉しいです。

阿久津 諒様阿久津 諒様

横浜市建築局 住宅部住宅政策課

阿久津 諒

今後の活用について

(SocioFutureより)
本取り組みは、横浜市と協定を締結し、2026年2月13日より実証実験を開始しました。空家の増加は、地域の治安や景観の悪化につながるため、全国の自治体でも深刻な問題となっています。当社は、本実証実験を通じて、空家予防に向けた実践的な対策モデルを構築し、地域における安心安全な社会づくりに貢献します。今回の実証実験では相談サービスを中心に展開しますが、今後は、空家の活用を目的としたサービス  を想定し、自治体だけではなく不動産や金融業界などへの範囲の拡大を目指します。

横浜市様 ロゴ

社名

横浜市

業種

行政・地方自治体

キーワード

そのほかの事例はこちら